どうも CLEATIVE LABOのコテガワです。
WEBや動画についての知識を全社的に少し深めようとはじめました「Q`s TALK」
さてさて、第6回は「動画編」です。
過去2回の「動画編」は、5月に「(現状)動画のいま」、7月に「(基礎) そもそも動画って何?」をしましたが、今回は「近頃の動画業界」をTALKします。
新型コロナウイルスの拡大による「巣ごもり需要」で、2021年から動画市場は増加傾向にあると「動画編」の度にTalkしていますが、外出の機会が減り仕事も含め自宅で過ごす時間が増え、娯楽がインターネットに移行して、その傾向が今も続いているからなんです。
映画やドラマ・アニメのオンデマンド、無料で視聴できるYouTubeなどのコンテンツも充実し、パソコンだけではなく、スマホやタブレットなどのデバイスが家庭内でも増加してきたことも要因。各々が好きなコンテンツを楽しみ、1つのテレビを家族全員で見るなんてことはなくなりました。(バックトゥーザフューチャー2の未来ですでにそんなシーンがありましたね(余談)
で、個人個人の趣向に合う見たい動画が無数にあるのがYouTubeやTikTok。
ニッチなコンテンツが増加した背景が「個人レベルで動画を撮影して、編集し、一般に公開することが容易になった」ということ。
裾野が拡がって、プロ・アマの境界が薄れつつある映像業界ですが、テレビ、映画、ゲーム、MV、広告、SNSの動画制作など、広く多種多様な分野が含まれます。(WEBと違ってチャンネルが複数)
それこそ、結婚式の撮影やサイネージの広報動画など、個人を相手に映像を制作する企業も含めると、動画に携わる企業数は膨大。動画制作に鞍替えした会社なども最近よく聞くお話です。
YouTuberが個人として活動していても、総再生数、動画再生数、登録者数が増えて組織化し、広告収入で収益が立つとそれも動画制作会社のひとつと言えるかもしれません。
動画制作は「企画系」と「技術系」分類できます。まずは企画系に分類される職種を見てみましょう。
「企画系」はプロデューサー、ディレクター、構成作家、アシスタントなど。
「技術系」はいわゆる現場スタッフです。カメラマン、音声、照明、ミキサー、編集、音効、あと場合によってCG制作など。
あくまでTV制作などの大規模案件の場合なので、規模に合わせて兼任もしくは兼業となります。(個人YouTuberなどは、小規模ながらこれらを一人でやってることになります)
あと「運用系」などSNS特有のスタッフも存在します。動画サイトなどにアップロードして、原稿を書くなど。
前述のように、当たり前で身近になった「動画」ですが、スマホ内蔵カメラの技術やアプリの進化によって、綺麗な動画を撮影そして編集することが手軽に行えるようになった。近い将来ほとんどの人間が「動画を撮影できるデバイスを手にしている」かもしれません。
まさに全人類、全ディレクター、全カメラマン時代
ひと昔前だ「スチールは一眼」「動画はビデオカメラ」でしたが、技術の進歩でその辺りの境界もなくなってきました。「動画」が撮れれば「一眼レフ」でも「ビデオカメラ」です。
そこでふと疑問に思うのは・・・
「動画制作会社」は一体どんな機材を使っているのでしょうか?
現時点で、ハイエンドな動画撮影機材は「シネマカメラ」に分類されます。
映画撮影やCM撮影に使われているのがこのクラス。音声収録や長時間録画を想定した構造、動画RAWデータで撮影できるので加工に強い、NDフィルターが内蔵されているなどなど・・・まさにハイエンド。ここまで必要とするのはやはりシネマ級。CMなどの(ある程度の予算がある)大規模案件で使用する機材ですね。
その下のミドルエンドが「一眼レフ/デジタルビデオカメラ」でしょうか。
ただ、一眼レフとデジタルビデオカメラの棲み分けも曖昧で、その中にも「ハイ>ロー」のクラスがあります。どちらも一長一短。「一眼レフ」はスチール同様に雰囲気のある動画が撮れて、「デジタルビデオカメラ」は動きのあるもののピント合わせが早いなど。
とはいえ、1社で両方の商品を開発している事がほとんどなので、「一眼レフの優れた点をデジタルビデオカメラに移植しました!」のような「イイとこ取り」でどちらも進歩してきているようです。
ローエンドは「スマホ」やGoProなどの「ウェアラブル/アクションカメラ」でしょうか。
このあたりもローエンドとはいえ技術の進歩が目覚ましい!スペック的にも動画を楽しむ範囲では充分な性能を備えています。(4K・8K)
「シネマカメラ」が映画撮影向けとは言ったものの、今は映画ですら「iphone」で撮影した作品が多数あります!
機材が小さく撮影の取り回しが容易で、シネマカメラでは撮影しづらいアングルも撮りやすかったり、スマホで撮った雰囲気すら「演出」になったり、解像度さえ満たしていれば何でも良いんです。
そう考えると今の動画撮影機材は、スペックよりも「手軽さ」で棲み分けがされている傾向です。予算感、規模感に見合った機材を使っていると言った感じですね。
(機材云々については、撮影チームから「そこは違うぞ!」のご指摘お願いします)
「動画」自体の敷居が低くなった現在ですが、商業レベルでの動画制作に関してはまだまだ「制作会社」が必要とされているのが実情。
今後は、再生して見るだけの「プレーンな動画」とARやVR・MRの技術を活用した「アクティブな動画」、仮想現実と組み合わせたコンテンツ制作などが付加価値として必要となってくる技術と言えそうです。
ドローンによる撮影も今は免許や資格は必要なく、レベル1〜3のルールに従ってされいれば個人でドローンを飛ばすことは許可されていますが、2022年12月5日に国家資格がスタートして、有人地帯(都内・住宅街等)での目視外飛行が可能になります。
「動画制作」の中の狭いニーズとはいえ「国家資格が必要な撮影」となるので、ドローンによるカメラワークも操縦技術とセンスの両方が必要になってゆくかもしれません。
さてさて、今はまだ分業体制が残っている動画ですが、今後は質の高い「企画・撮影・編集」がワンパッケージで行える事と、撮影の特殊性が『動画制作会社』の強みになりそうです。
そんなワンパッケージで頼める『動画制作会社』!
大阪市北区南森町で動画企画、動画撮影、動画編集、撮影スタジオなど色々やっています!動画でプロモーション、自社でのYouTube開設、動画配信などお問い合わせください↓↓↓
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以上が2022年9月の「Qs TALK vol.6」(動画編)でした!
年間通しの企画ですが、ようやく折り返し!
次回第7回は「WEB編」です!
次回は10月20日頃更新予定です!
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コメント
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キューズトーク9月!配信有難うございました。
カメラの進化、映画もスマホで撮影!???
これには正直ビックリしました。
全人類カメラマンも、本当にそうですよね。
勉強になりました。
コメントありがとうございます!中学生でも動画を作成し公開できる時代です!(ウチの娘もそれなりの動画をTikTokに上げたりしています)
制作会社としてはその上の企画力や編集力、総合力が今後更に必要とされそうですね。