こちらも超メジャーですが、1999年結成の4人組ロックバンド「OK Go」の作品。
彼らのMVは、コマ撮りや長回し、撮影技法を駆使した驚愕の作品ばかり。デジタルをアナログに使ったり、天才的な発想で数々の名MVを生み出していますが個人的に好きな１本。

上の「アルクアラウンド」同様に「長回し」ですが・・・固定のアングルポイントが所々あり、道中のギミックが大量。こちらも「前工程」の大変さもさることながら、アーティスト本人たちの「撮影」もまぁ大変そうです！

2014年の作品ですが、こちらも今でもたまに見たくなる中毒性のあるMVです。

OK Go／The Writing’s On the Wall

撮影のメイキングも公開しています。
「そう撮ってたんかー」となって、こちらも非常に面白い！！！
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こちらも名MVが数々あるケミカルブラザーズの1本。

動画って、プロットからコンテと煮詰めた上で撮影をして、それをコンテに沿って編集してゆくのが順当なのですが、果たしてその手順を元に作られたのか、今でも分からない作品。

コンテが有っても絵で描いて表現することが難しそうなので、一体どう意思疎通をしながら撮影したのか未だに疑問・・・動画コンテ・プレビズ（テスト動画）をがっつり作って検証しないと、完成しなさそうな動画です。

元々、1人の女性を軸に構成されていた動画がつまらないものになってしまったので、その素材を基にもっと遊んでみようとなったのでしょうか・・・想像ですが・・・
20年前の作品なのも少し信じ難いです。

Chemical Brothers／Let Forever Be

こちらも7年前の作品ですが・・・メジャーな1本。
数多のMV（PV）で使い古された演出、効果、撮影法を1曲にしてしまった衝撃作。

見れば「あるある」の連続。
この作品以降「これらの演出」から決別することとなった問題作です。

岡崎体育／ミュージックビデオ

紅と白のお餅。
その二人（二餅）を取り囲む群像劇です。

単純に「ストップモーション（コマ撮りアニメ）」と思いがちですが、カメラの位置とアングルがスムーズに動いているところが単純ではないんです。
撮影にどれぐらい時間がかかっているのかな？という点ですが、入り込んだ外光が明るくなったり暗くなったりするので・・・そういうことなんでしょう・・・

imai / Fly feat.79,中村佳穂

同じ監督が手がけた「group_inou／EYE」も、Google Street Viewを素材として使った衝撃作でした。

こちらも撮影のコンテなどを監督本人がブログで公開していますが、大変詳しく興味深いです。古典的な「ストップモーション」を緻密な位置情報を基に撮影しているのがわかります。
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https://baku89.com/making-of/fly

以上が2023年1月の「Qs TALK vol.10」（動画編）でした！
いかがでしたか？

「これ仕事に役立つの？？？」という声もありそうですが、発想の引き出しの一つになればなによりです。

次回第11回は「WEB編」
1年間のゴールが近づいてきたので「WEB編」の総括です。

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